岡山県が世界に誇る産業「帆布」。その歴史と現在とは?

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帆布とは、綿や麻などで作られたぶ厚い平織りの織物です。

耐久性や通気性に富んでいるので、化学繊維の時代になるまでは、さまざまな目的に使われてきました。

最初はごわごわしていますが、長く使い続けるうちに、独特の味わいが生まれてきます。

帆布の産地、倉敷市

岡山県倉敷市は、もともと綿栽培が盛んで糸を撚るノウハウも伝わっていた地域なので、帆布の生産も盛んになりました。

このあたり、同じ倉敷の特産品であるデニムと共通するものがあります。

帆布は長い歴史を持っています

帆布とは、その名の通り、帆船が重要な物資の運搬手段であった時代に、船の帆として使われたものです。

日本において、帆布は江戸時代より使われていました。

しかし帆船が蒸気船に代わって、本来の「帆」としての需要が衰えていった明治時代に入ってからも、この布は安く・軽く・丈夫なために生き残り、あらゆる用途に用いられました。

衰退の危機を救ったのは、新聞やへの進出

しかし第二次世界大戦後になると、より安価な化学製品の登場で、この分野も斜陽産業になっていきます。

それを救ったのは、その自然な風合いを生かしたファッション分野等への進出でした。

現在、日本製の帆布は、その約7割を、厚い綿生地を織るための条件がもともと整っていた、岡山県倉敷市で製造しています。

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オカダタクヤ

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