高橋慶彦


MACHI LOG 東北編集長

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大切な場所で、生きていく。

これまでに自分が培ったスキルやノウハウを活かし、生まれ育った故郷や大切に想う地域のために何かしたいと考えている若者が、私の周りにはたくさんいます。

それを実現する方法として、移住という選択肢があります。しかし、これまでの暮らしを捨てて地方へ移住するには様々なリスクや不安が生まれるため、決して容易なことではありません。

人口減少が著しい秋田県では、地方移住希望者を応援する施策の1つとして、「ドチャベン(土着ベンチャー)」という起業家の誘致と支援を行うプログラムを提供しています。

この仕組みを活用して実際に移住と起業を実現した、矢野智美さん(株式会社秋田ことづくり 代表取締役社長)にお話を伺いました。

地域の魅力を発掘し、新しい価値をつくる

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2015年度から開始された「ドチャベン」の移住先候補(プログラム開催地域)となった、秋田県横手市。

このプログラムに参加し、ビジネスプラン・コンテストで横手エリアの最優秀賞(金賞)を受賞され、実際に秋田への移住と起業を実現されたのが、矢野智美さんです。

矢野さんが設立した「株式会社秋田ことづくり」は、秋田・横手のフルーツと日本酒をセットにして提供する頒布会サービスFruitreat(フルートリート)を行っています。

Fruitreatは、単に果物と日本酒(=モノ)を定期的に届けるサービスではありません。「主に、首都圏で日々の忙しい生活に追われ、自分たちの時間をつくれていない30-40代の夫婦・お一人暮らしの方々」に対して、「極上の甘美なひととき」という体験(=コト)を提供するサービスです。

量は、1〜2食分。極上の体験を提供する上で、果物の旬と鮮度を大切にされています。農家さんと相談しながら、一番良い日に収穫し、その日の内に出荷します。矢野さん自ら朝5時に採集して、お昼過ぎには出荷を完了されるそうです。

提供するフルーツは、毎月変わります。そして、その旬な果物に最もマッチする日本酒を地元の酒蔵さんと相談しながら決め、一緒に届けています。それにより、今までにない「マリアージュ」をお客様が自宅で愉しめるサービスになっています。

□詳細:Fruitreat(フルートリート)

矢野さんは、前職である野村総合研究所の仕事を辞め、このサービスを始めて秋田へ移住されました。その背景には、どんなことがあったのでしょうか?

>> 行動のきっかけとなった2つの問いとは?


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