上杉謙信の愛刀「太刀無銘一文字」は地元・上越市に戻ってくるのか!? 新潟県上越市「ふるさと納税」で国宝購入にチャレンジ

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sato寄稿者: 佐藤昌代
新潟県魚沼市生まれ、地域発見ライター。身近だからこそ、住んでいるまちの良さが見えなくなってしまうことってありませんか。見慣れた風景から「我が町」の魅力を見つけ出し、みなさんにお伝えするお手伝いをさせていただきます。

2016年8月、新潟県上越市の村山秀幸市長が定例記者会見で驚くべき発表をしました。

上杉謙信の愛刀で国宝指定の「太刀無銘一文字(号 山鳥毛)」を購入し、謙信の地元である上越に迎えるというのものです。

専門家による太刀の評価額は3億2,000万円。市長は上越市民や企業から寄付を募り、2017年度中に購入する方針を示しました。実はこの記者会見時まで「太刀無銘一文字(号 山鳥毛)」購入に関して、上越市民のほとんどが知らなかったといいます。

ことの経緯とは?

「上杉謙信の愛刀を購入しませんか?」と上越市に話があったのは、2015年6月のこと。

太刀は上杉謙信と、その養子であり謙信の跡を継いだ上杉景勝の愛刀とされているもので、現在は個人が所有し岡山県立博物館に預けられています。

所有者の「上越市が希望するなら、太刀を謙信の故郷に戻したい」という声を受け購入を検討する運びとなったというわけです。

神がかった強さから「越後の龍」と呼ばれた稀代の名将・上杉謙信。上越市の春日山に居城を置いていたが、上杉家が会津から米沢へと渡ったため、その遺品は上越にほとんど残っていません。

太刀取得の話が持ち上がった際、市長は謙信の顕彰活動に取り組む「春日山城跡保存整備促進協議会」や「謙信公『義の心』の会」に意見を聞き、「ぜひ購入してほしい」「寄付を呼びかけるなど、市民運動として協力したい」と購入に前向きな声を受け、意を決したと言います。

実現に向けて動き出す国宝の購入

上越市長の会見から数日後の9月6日、上越商工会議所や上越観光コンベンション協会など市内15団体が、太刀取得のための寄付を呼びかける市民団体「国宝謙信公太刀(山鳥毛)収集市民会議」を設立。

上越市の施設や企業、団体などに募金箱を設置し寄付を呼びかけること、「謙信SAKEまつり」などのイベントでのPR活動に協力する旨が伝えられました。

上越市もふるさと納税による太刀購入の寄付を2016年10月から始動させ、2017年4月からは企業版ふるさと納税も活用する予定となっています。

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