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社会課題を解決するビジネス

地域社会において様々な課題が顕著化している現状を受けて、ソーシャルビジネスに取り組む人が増えている。

その大きな特徴は、社会課題の解決を目的とし、収益を上げるビジネスの仕組みによって、持続的に新たな価値を生み出すことだ。格差問題・介護福祉・まちづくりなど、その領域は多岐にわたる。

政府がソーシャルビジネスを推進する中、人口減少・少子高齢化が進む秋田県でも、社会課題を解決する担い手が求められ、そのようなビジネスが生まれつつある。

ソーシャルビジネスで地域の課題を解決する

秋田県の南西部、日本海に面した人口約8万人の都市である由利本荘市で、2016年5月に「猫カフェ 柚の家」をオープンした伊藤昌子さん(有限会社ビリーヴ 代表取締役)にお話を伺った。

ファイナンシャル・プランナーの資格を持つ伊藤さんは、以前から保険代理店を経営している。その既存事業を続けながら、新たな仕事として始めたのが、猫カフェ経営だ。

約2年前、猫カフェ経営とは無縁だった伊藤さんに、1つの転機が訪れた。

身近な問題が社会課題と繋がる

ある日、飼っていた愛猫が突然、行方不明になったのだ。伊藤さんは、来る日も来る日も愛猫を探し続けた。暫くすると、周囲から「この猫ちゃんではないですか?」という、捨て猫の情報が集まるようになった。

残念ながら、出会う捨て猫は全て愛猫ではなかったが、伊藤さんは無視できず、その度に捨て猫を引き取っていったという。そうしていく内、伊藤さんに家には10匹の捨て猫が集まっていった。

その時、伊藤さんの中で、折角なら猫カフェという “地域の憩いの場” をつくり、そこで捨て猫の里親を見つけてあげたいという想いが湧き出てきたという。

そして、3ヶ月間の勉強の末、動物取扱責任者の資格を取得し、その3ヶ月後には猫カフェをオープンした。

猫の殺処分率が高い秋田

環境省が発表しているデータによれば、平成27年度の秋田県の「引き取り数に対する殺処分数の割合」は、96%を超えていた。平成28年度においては、82%超まで改善されたものの、全国的に見ても高い数値となっている。

伊藤さんは、捨て猫を保護する内に、自分が出会っていない捨てられていく猫たちの未来を考えるようになったという。現在では、「秋田県の猫の殺処分を無くす」というビジョンを掲げ、様々な活動を続けている。

しかし、その実現は容易ではない。「もちろん、私1人では実現できませんし、持続的に活動するため、日々試行錯誤しています。」と、伊藤さんは伝えてくれた。

地方でソーシャルビジネスは成り立つのか?

大好きな猫たちに囲まれ、楽しく幸せな生活を送る一方、ビジネスとして猫カフェを運営する上で、多くの経営課題があるという。

年間3000人以上のお客様が集まるまでに成長した現在でも、猫カフェの入場料だけでは、保護猫の健康を維持するのは容易ではない。課題となっているのが、保護猫の餌代と治療費だ。

現在、40匹の猫ちゃんたちの餌代が毎月7-8万円、そして、捨て猫の場合、健康な状態ではない猫ちゃんも多く、その治療費が必要になる。当初、オープン3ヶ月で、100万円以上の治療費が掛かったそうだ。

クラウドファンディングで200万円の支援

伊藤さんは、この治療費を自分たちだけでは賄いきれそうにないと考え、クラウドファンディングに挑戦した。その結果、167人から200万円以上の支援金を得て、プロジェクトを達成した。

「多くの方にご支援をいただき、本当に感謝しています。しかし、これは一時的なご支援です。何度も皆さんにご支援をお願いする訳にもいきません。大切な猫ちゃんの命を守るために、自立したビジネスモデルが必要です。」と、伊藤さんは語る。

猫の殺処分ゼロを目指して

秋田県の猫の殺処分ゼロを目指し、保護猫の大切な命を守るため、伊藤さんは新たなビジネスに挑戦している。

それが、ナチュラルフードの販売とブリーディングだ。ここで、重要なポイントは、実際に様々な猫を保護する経験の中で、これらのビジネスが生まれたということである。

行動することで見えてくるビジネス

健康な状態ではない保護猫が少しでも良い体調になるように、伊藤さんは餌にもこだわっている。お店で使用しているナチュラルフードを猫カフェのお客様にお勧めしたところ、体調や毛並みが良くなったという声が集まったという。

その声をもとに、現在はナチュラルフードの販売代理店として、猫カフェの中で販売をしている。

また、ブリーダーが妊娠できないと諦めた猫ちゃんや飼い主が亡くなってしまった血統書付きの猫ちゃんを引き取り、伊藤さん自身がブリーディングを始めている。

「もしかしたら、不幸になっていたかもしれない猫ちゃんたちから、新たな命が生まれる。その猫ちゃんが、どこかの家庭で、家族と一緒に幸せに暮らす。そうなれたら、嬉しいです。」と、伊藤さんは笑顔で伝えてくれた。

秋田で生まれる多様で新しい働き方

伊藤さんのように、新しい仕事と社会的な価値を生み出し、多様な働き方をする人が増えている。

自らのスキルや資格を活かし、多様な働き方によって、課題解決を目指せる場所として、秋田のように社会課題が山積する地方が、今後更に注目を集めていくだろう。

もしあなたが、地方・田舎での新しい働き方や生き方を模索しているなら、実際に自分ごととして地域の課題に取り組む人たちや企業の話を聞いてみてほしい。

その中に、新しい可能性のヒントを発見できるかもしれない。行動しなければ見えないものが、そこにはある。

あなたを求めている企業に会える

先着50名限定、秋田のアントレプレナーや地元企業の話を聞き、同じように地方移住や田舎暮らしに関心を持った人たちと交流できる無料イベントが東京都内で開催。

地域の資源を活かした事業を行っている企業やスペシャルゲストが、渋谷ヒカリエに集結する貴重な機会。

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ABOUTこの記事をかいた人

高橋慶彦

「東北の魅力を世界に伝える」を使命に活動中。【毎日東北】と題して東北の情報を毎日発信!「MACHI LOG」東北の編集長、広告代理店・東北プリントワールド株式会社 代表取締役。PR・販促支援で企業・官公庁の実績多数。