小布施町の事例から学ぶ!地域コーディネーターに必要な6つのこと

オカダタクヤ


地域コーディネーター

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今後30年で、896の自治体が消滅するという衝撃的な予測があります。

人口減少や産業構造の変化など、複合的な要因から予測されており、現在進行系で持続可能な地域をどのように作っていくのかが大きな課題となっています。

そこで注目されていることのひとつが、地域課題をビジネスを通じて解決する「ソーシャルビジネス」を生み出すこと。

一筋縄ではいかないソーシャルビジネスのつくり方を学ぶ講座が、宮崎市『夢。創造』協議会の主催で開催されています。

注目される「地域コーディネーター」という役割

いま地域で「地域コーディネーター」という仕事が少しずつ注目され始めています。

地域コーディネーターは、地域の現状と課題を分析し、課題の解決に必要な内側、外側のヒト・モノ・カネをつないで、産学官民が連携・協働するような社会性をもったプロジェクトを構想する役割です。

こう語るのは、長野県小布施町で、小布施町主任研究員として地域コーディネーターの役割を担う大宮透さんです。

小布施町での経験を通じて見えてきた「地域コーディネーター」の役割とはどのようなものなのでしょうか。

まちづくりの先進地「長野県小布施町」

小布施町は小さい町ながら、栗や桜など、様々な特産品がある

人口1万1千人、長野県で最も小さな町が小布施町です。まちづくりの先進地として広く知られています。

特徴は、町並み修景事業に代表される、官民協働のまちづくりへの取り組みです。地域資源を活かした景観づくりを基本とし、30年をかけて観光客が年間100万人くる町となりました。

大宮さんは、小布施町のまちづくり第1ステージともいえる「景観形成」の次のステージである、「協働と交流」を軸としたまちづくりを、地域コーディネーターとして進めています。

なぜ地域にコーディネーターが必要なのか?

講座は約30人がゼミ形式で学ぶ

いま地域コーディネーターが求められる背景には、地域の課題が複雑で多様ということがあげられます。

個人の課題なのか、地域の課題なのか、その両方なのか。課題同士の結びつきも複雑。そんな中で、多くの地域で課題となっているのが、「課題が特定されず、共有化できていない」ということです。

そこで求められるのが、地域コーディネーターです。

地域における課題とは何かを特定し、共有し、解決するためにあらゆるところに散らばっているリソースを集め、時間をかけながら一緒に課題解決を目指すコミュニティを形成していきます。

地域の課題解決と、そのためのコミュニティ形成に不可欠な存在として、地域コーディネーターが必要とされているというわけです。

地域コーディネーターに必要な6つのこと

大宮さんは、地域コーディネーターに必要な要素は6つあると語ります。

1. 話を聞くことに徹する

コーディネーターの仕事は話を聞くことからスタートします。地域の情報を引き出すのは、聞くことからしか始まりません。

大宮さんの場合は、どこかの地域に入るときには、まず100人のリストを用意し、100人に話しを聞き、関係性のマップを作ることから始めるといいます。

2. 具体化と抽象化のバランス

地域の内外を結びつけるためには、それぞれに適したメッセージを発信し、繋げることが必要です。

例えば内側は、課題が具体的であるほど参加しやすくなります。一方で外側は、課題の抽象度が高いほど関心が高まるといいます。

それらをどう結びつけるかがコーディネーターの力量だと指摘します。

3. 枠組みを作る

参加をうながすために、枠組みや場作りをおこなうことが、地域コーディネーターの大事な役割。

参加しやすい環境整備がいかにできるかで作られるコミュニティが変わります。

4. コーディネーターは抜けることが前提

コーディネーターはいつか抜けることを前提に進めることが必要です。

自分がやり続けることを避け、誰かのやりたいことを応援しましょう。

5. 自分の内側の想いを絶やさない

「自分の内側には、自分のやりたいことをずっと持っておくと良い」と大宮さんは言います。

コーディネーターを長年続けていると、自分の幸せや、やりたいことがわからなくなり熱がなくなる人が多いのだそう。

自分がやり続けるわけではない一方で、どう自分のやりたいことを織り込めるかが重要だと指摘します。

6. 公益と個益のバランス

公益だけにかたよることなく、自分自身の益となるかどうかの視点も持ちあわせ、バランスをとっていくことが必要です。

公益だけ考えてしまうと、休めなくなってしまうかもしれません。コーディネーターだからこそ、自分自身のことについてもバランスをとっていくことが求められます。

地域に求められるコーディネーター

問題が複雑化し、簡単に解決できなくなればなるほど、課題に対応するコミュニティが必要とされ、どれだけ豊かなコミュニティが形成されるかどうかで、地域の将来が決まっていくといっても過言ではないかもしれません。

地域課題を自らのアイデアで解決していこうという起業家型の人財と同じく、課題の特定・共有と、地域の内外をつなげる地域コーディネーター型人財も、地域を変え、持続可能な地域づくりのために重要な役割だといえるでしょう。


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ABOUTこの記事をかいた人

オカダタクヤ

地域の魅力を「つなぐ・つたえる」。全国を旅しながらローカルメディア運営、クラウドファンディング、講座セミナー等の事務局長を行ってます。執筆・お仕事のお問い合わせは、info@ande-ande.net までご連絡ください。