佐藤 翔平


MACHI LOG高千穂 編集長

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街をうろちょろあてもなくさまようことが好きな公務員です。

こんにちは、公務員ライターの佐藤です。

みなさん、頭のおかしい公務員好きですか??

行動が変態じみてる公務員は好きですか?

受けか攻めかで言うと、攻めの公務員は好きですか?

そうですか、好きですか!!

そんな変態マチログ読者の皆さんに吉報です。今日はとっておきの変態公務員を用意しております。

大分県佐伯市の商店街の空き家問題解決するために、自分で空き家買っちゃってリノベーションして街のおもしろいを集積させようとしている公務員の二人です。

おったまげ

公務員空き家を買う。リノベーションまちづくりの最前線!

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こちらがその変態公務員の、左から後藤さん河野さん。そして弟子?の吉川さん

3人とも大分県佐伯市役所に努めているバリバリの行政マン、職種は建築技術職。

前述の通り街の問題を解決しようと、自ら空き家買っちゃた系公務員です。

まずは、なんで空き家を買ってリノベーションしようと思ったかを聞いてみました。

きっかけは「北九州リノベーションスクール」で、自分自信がリノベーションされた

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−全国所せましと広がる空き家問題を抱える自治体職員で、空き家買った人は初めてみましたwどうしたこうなったんですか?

後藤さん(以下、後藤)「僕は大学卒業して公務員になったんですけど、その時から商店街の人たちとはいろいろイベントとかはやってました。それ以前に卒業して帰ってきた時に思ったのが帰ってくる前に、あんなに帰ってきたかった地元がこんなに面白くない所になってる!やばい!って思いました。」

河野さん(以下、河野)「僕は隣町の臼杵出身で佐伯で行政職員として働いているんですけど、いろんな決まりとか仕組みとかは作るんですけど、結局なんにもやってないな感や、もやもやがあって。」

後藤「佐伯は県内でも空き家がずば抜けて多くて、これは建築にしかできない分野かなぁとぼんやり思ってたんです。そんなときに、リノベーションスクール@北九州に参加して終わった時に、「あれ?このままじゃいけないな・・・」って街の見え方が変わって来ました。」

河野「僕達が参加した公務員コースとういものなんですが、公務員コースは題材が「人」で。他のコースは物件いじったりするんですけど、公務員は人にフォーカスする。そこで、僕ら自信もリノベーションされてしまって(笑)それからやらんといけん事見つけたみたいな感じでしたね」

−リノベーションされちゃったかー・・・(笑)それまでは誰かするよねって感じだったんですか?

後藤「僕はそれまでも民間の人たちと「佐伯盛り上げ隊」って言うのをやっていて活動をしていたんですが、メンバーの結婚とか出産とかあって、活動を辞めた事があってきてそれがなくなってからなにかせんといかんなぁと考えてたんだけどなにしようかなぁとそれが実行には移せなくてでも、そんなときにリノベーションスクールにいって、見方が変わって。
やっぱ公務員が変わらんことには街は変わっていかんなとと。民間は変わっていくのに、公務員は昔のままで。自分たちの守りたいものだけ守ってなにも変わらないと思って

−なるほど、行政の事業でも隣町がそれやってんのかで変わる基準みたいなのはありますけど、自発的ってそんなになにですもんね。

後藤「変わることに対してすごい拒否反応示しますよね。」

−オリジナリティが必要なのに、隣町がやってるが基準になるのはおかしいですよね笑

後藤「前例は?って聞かれたり(笑)」

−あるわけねぇだろ!(笑)って感じですよね

後藤「そうそう(笑)それで、まちづくりをするなかで「リノベーションまちづくり」って考え方を叩き込まれました。いままで佐伯の中心市街地をすごい広域で捉えていた事があって。動きがあっても小さい動きにしかならないで留まっていたんですけど、それをどこか限られて小さいエリア、それこそ直径200mの小さいエリアに楽しいことを集積させて行こうっていう考え方を教え込まれて。この船頭町は、生活の一部でまちづくりを考えている通りで、そしたらそんな所に空き家が空いててここをなんか使えたら面白いんやないかって思って。この船頭町にいろんな事を集積させたらいいじゃんってなって、ここの空き家を買いました。

−でも、物件買うってすごくハードル高くないですか?

後藤「そこまでハードルもなくて、2階は母屋、1階は借りる人さえ見つかれば全然行けるなと思っていて、それこそ、ここの設計をしてくれた設計事務所が一番先に入ってくれるって決まって、やっていけるって体制が整って。もうひとつブースがあるんですがそこでは、パティシエの友人が土日限定のカフェをやったりしてます。」

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木目が基調になっていて、落ち着く空間だった。

−ここは共有スペースですか?

後藤「そうですね、ここではいろんなことを出来たらいいなと思って空けていて、この前はピザをみんなで焼いたりしてます。その次は商店街マチイチのラジオブースにしたりですね。」

活動と役所との距離感は?

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2階は後藤さんの居住スペース。1階はシェアスペースとなっている。

後藤「自分が26歳で戻ってきたときってホントなにも無いように見えて、あんな戻りたかった街がこんなにも廃れてるなんて、なにこれ楽しくない!ってなってたんです。
それから友達とフットサルを始めてそれが楽しくなって、あ、楽しいことは作ったらええんやなって気づきました。そこから派生して「佐伯にはクラブ無いよな」って事でクラブイベントしたり、だんだん佐伯を楽しくまちづくりしていきたいなと思って変わってきたって感じです。」

−その経験があって、今はリノベーションを通じてまちづくりをされているんですね。聞くのもアレですけど役所からはなにも言われたりはないですか?

河野「正直言うと役所には変に近づかないようにしてますね(笑)。距離を保ちつつという感じです。役所からもソフト事業とかで私達の取り組みと一緒に!という声はかかるんですけど、それをやっちゃうと職権乱用じゃないけど、そんな風に見られる部分が出てくるんじゃないかなって思いもあって。だから補助金も貰わないでやってます。」

後藤「やっぱり役所が出てくると、なにも意味なくて。予算つけても次の年につかないならやれなくて、ハード整備がストップしちゃうとか。もし役所が空き家買って貸出たりされると周りの不動産の価値もさがったりするデメリットの面もあるから。」

後藤「まぁ役所との付き合い方も見いだせてない感はあるかな笑」

河野「最初は役所内部を動かして民間と一緒にやっていこうってしてたんだけど、ね」

後藤「なかなか」

河野「なかなかね、やっぱ一緒の温度感がなくて、新しいものに対して拒否反応がすごかったり、いいなって思ってもらってもそこから繋がらなかったりですね。試行錯誤です。」

−街に入っていって商店街の反応ってどんなですか?

後藤「ここの人達は自分たちが先導街を引っ張っていくという人達ばかりなので、自分たちにはよく来てくれたとか公務員なのによう頑張ってくれるわとか言ってくれています。」

空き家旅館を買いとり街をリノベーション

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外観は普通の空き家旅館。

ここを河野さんが買い取ったそうだ。ちなみに中は現在でもこんな感じ。

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旅館の土間のスペースには、使われていた食器や家具が。

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現在は中庭っぽくなっているが、以前はここにも増築された建物があった。

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−旅館って言うから多少はわかったつもりだったんですが、結構広いですね(笑)

河野「そうですね(笑)ここは旅館と中庭を挟んで真反対にある居住スペースなんですけど、今はここに住めるようにリノベーションしている所です。他の、建物は一軒は貸家、もう一軒はまだ考えている途中ですがコミュニティスペースのような形でリノベーションする予定です。」

ーちなみにここっておいくらぐらいしたんですか?

河野「車3台分くらい?ですかね」

−お、ならおもったより安いかも。

河野「そうですね、買い取るときも不動産情報とかにも乗ってない物件だったので、自分で持ち主探してそこから交渉して、買い取りまで持っていきました。」

−奥さんから何も言われなかったですか?

河野「嫁さんは意外と「いいんじゃない」って言ってくれて」

後藤「俺は一回止めたけどね(笑)」

だから、街に繰り出す公務員はおもしろい。

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でも、やっぱりこういう人達がやっぱり大事でなんですよね。

急にまとめに入るんですけど。

公務員って一番攻めることができるんですよ。収入が安定している分。もちろん、本来の業務を疎かにすることは出来ないですけど、地域に飛び出して地域の人とコトを構えるというのは本当に大事なコトだと思う。

みなさまの街には空き家ありますか?

それは意外と掘り出し物かもしれませんよ。

街を見てみる所からスタートするのもいいのかも。

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