有田焼革命!組み合わせが作る新しい街のブランド

MACHI LOG編集部


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有田町というと、やはりピンとくるのは有田焼ではないでしょうか。有田町では市町村合併もあり、有田焼以外の産業との「組みあわせ」によって新たなブランドを生み出すことで、まちづくりに取り組んでいます。

有田焼X地域の資源=新しい価値


佐賀県有田町は、2006年3月1日に、旧有田町と旧西有田町が合併して誕生しました。旧有田町は「有田焼」で有名な窯業の町でした。一方の旧西有田町は県内でも有数の農業と酪農の町。この二つの町がひとつになったことから、町としての一体感を生み出し、新たな地域産業を創出する取り組みが活発に始められているのです。
一般的にやはり有田町といえば有田焼が有名です。このブランド力を活かさない手はなく、「有田焼X?=!」で様々なものと結びつけることによって、有田町の新たなまちづくりの源泉になろうとしています。

有田焼X歴史=たくさんの人が集まるイベント


有田町一帯は、江戸時代以降に、佐賀藩指導の下に磁器の生産が行われ、長崎貿易における重要な輸出品として珍重されました。それは、「有田千軒」と呼ばれる町並みが形成され、繁栄を誇ってきましたが、現在もその街並みが遺されています。この「有田千軒」の地域を中心として行われる「陶器市」は、多くの人でにぎわう一大イベントとして定着しています。

但し、イベント時期以外は閑散とし、閉まっている店舗が多いのも実情です。ブランドに胡坐をかくだけではなく、そこには来ていただく人への「おもてなし」が必要です。案内板や歩道の整備、休憩所や駐車場の増設、閉まっている店舗も街で協力して店を開けて活気づけるなどといった「おもてなし」を感じる街にはまた来たいという気持ちにさせ、リピーターが増えるのではないでしょうか。来る人の視点を加えた、ちょっとした取組みがこの掛け算が大きな値になるのです。

有田焼X食=さらにおいしい料理


有田焼の器に美味しい料理を盛りつけて、味でも目でも楽しむことができるのは、ここでしか味わえない醍醐味ではないでしょうか。「おくんち御膳」という郷土料理もあり、「小路庵」という地元の女性の有志のみなさんによって提供もしていただけます。

しかしまだ、こうした取組は一部に限られていているのも実情です。お気に入りの有田焼のカップやお皿でいただけるレストランがあったり、食べ歩きをしながら陶器を眺めることができるような地元の食材を使った軽食の開発など、来るお客さんの多様なニーズをくみ取って、バラエティに富んだ見せ方をもっと提案することで、より「器」も「食」も生きてくるのではないでしょうか。

有田焼Xデザイン=!


海外からの安価な陶磁器の流入などで、有田焼の売り上げが下降線をたどっていたなかで、株式会社百田陶園では、有田焼職人がもつ高い技術力と窯元をはじめとする流通の組織し、一般の人が「あったらいいな」と思った商品を遊び心いっぱいに次々と創り出しています。

なかでも「匠の蔵シリーズ」は、ビアグラス、焼酎グラス、極上のカレー皿、シチューボウル、徳利&盃と、贈答用としても、自宅用としても、つい欲しくなるデザインと使いやすさを兼ね備えた商品開発をしています。ここでも基本に「何をみんなは欲しているのだろうか」という視点を加えることで、新しいブランドが生まれているのです。

農業にも「組み合わせ」を


この「組み合わせ」は、農業にも広がっていて、グリーンツーリズムや直売所といった交流型の農業への展開が盛んになってきています。

加えて、この有田町にはとても美しい「棚田」が広がる地域でもあります。「農業体験をしたいX美しい田園風景を残したい」という組み合わせからも、他では味わえない特別な体験をできるところとして、これからの取り組みが期待されるところではないでしょうか。

あなたの街でも「組み合わせ」してみませんか?


それぞれの地域にはそれぞれ素敵なものがたくさんあると思います。そのもの単体では消費に結びつかないものも、有田町の取り組みのように組み合わせ次第で、ニーズを引き出せるものも少なくないのではないでしょうか。あるものを使って、あとはどう組み合わせるかのアイディア次第。ニーズとのマッチングを意識しながら、組み合わせを考えてみませんか?

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