農業にも「経営感覚」を。 | 東京都

MACHI LOG編集部


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日本の農業の在り方を考えるシリーズ第1弾。
株式会社生産者連合デコポン代表取締役 井尻宏さん
井尻さんは、18年前から株式会社生産者連合デコポンを設立し、有機栽培(有機JAS認証)もしくは特別栽培(農薬及び化学肥料不使用または、各県基準の5割以上削減)で作られた、美味しさと安全にこだわった野菜と果物を取り扱う流通体制を発展させてきました。
「日本の農業を楽しくしたい」「日本の農村を活性化したい」という熱い想いから、公務員から農業へと転身し、地道に活動をされてきた井尻さんが感じている日本の農業再生のKEYは、「農業にも『経営感覚』をもつこと」だと主張されます。


農業を変える3つのポイント

日本の農業が衰退していった原因として次の3つのポイントがある、と井尻さんは主張されます。しかし、逆にこの点を克服すれば、日本の農業を元気にするきっかけとなり得る点であるともいえることでもあるのです。

1.価格決定権がない
農家は自分達のつくる作物の価格を決定する権限をもっていませんでした。天候等による外部的要因に影響を受けやすく、さらに市場や政策的に価格を左右されるため、農家は全く収支予測を立てることができませんでした。価格を決める人々たちの都合がまず優先されるため、作り手である農家が儲からないような体制ができてしまっていたのが、農業衰退への一つの要因となったといえるのです。

2.世襲制
一昔前までは長男が継ぐことが大前提だった農家の世襲制も衰退要因の一つでしょう。他になりたい職業があってもそうした世襲制に囚われることで、インセンティブが無い中で引き継いでもなかなか成功は難しかったのです。それは逆に、農業をやりたいと思う人が容易には参入できなかったということでもあり、人材面での問題が多くあったといえるのです。

3.外見重視
外見が綺麗で大きさや形が整った野菜こそが良い野菜で、流通コスト面でも効率的であり、消費者にも受け入れられやすい、というイメージが長らく定着していたことも衰退要因の一つでしょう。売れる綺麗な野菜や果物をつくるためにはそれなりの農薬散布を行うのは当然だという考えが浸透し、そうしたことに馴らされてきたのです。


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