社会へどれだけのインパクトを与えるか(1)

MACHI LOG編集部


MACHI LOG staff

Social Ventures Hong Kong(以下「SVHK」)ではよりよい社会を実現するために、社会的に意義のある活動をする企業や団体のサポートを行っています。

彼らがビジョンとして掲げる”Make a Change”を実現するために大切にしていること、継続的に展開していく仕組みのコツ、そしてイノベーションに対する想いを代表のFrancis Ngai氏にうかがいました。



人を集める仕組みができるかどうかが成功の鍵

SVHKは、主に香港で活動する社会的企業や組織に対して、支援をする団体ですが、その支援は財政的なものだけでなく、経営、法務あるいは税務等の専門的なスキルに対しても広く及んでいます。

こうした専門的な分野については、まだ発足したての組織には足らないところでもあり、しかし、必ず必要なものでもあるので、大変力強いサポートとあるといえます。

しかし、これを実現するためには、それぞれの分野でのスペシャリストの協力が欠かせません。

今私たちには120人ものプロボノ(pro bono)がいます。彼らみな莫大な時間と労力をかけても私たちに協力してくれているのです。こんなことは最初は想像すらしませんでした。」とSVHKの代表Francis Ngai氏は言います。

「プロボノ(pro bono)」とはラテン語のPro Bono Publico(公共善のために)から派生した言葉で、仕事等で培ってきた知識や経験、スキルやノウハウなどを社会貢献に活かす仕組みのことを言います。

基本的には無償での協力となるプロボノ。それでも多くの時間と労力をかけ、一所懸命に社会的企業や組織のサポートに尽力する体制をSVHKは構築できたのでしょうか。

社会へどれだけのインパクトを与えるか、ということを重視しています。そうすると人が集まり、それがまた、新しいインパクトを社会に与えることができる。こうした循環を作っていくことではないでしょうか。だから革新的でなければならない。クリエイティブでなければならない。これを肝にしてやっています。」とFrancis Ngai氏は言います。

人が集まるために、どれだけ社会的にインパクトを与える活動としてコーディネートしていくか、それを考えて考えて考え抜くことが重要なのです。

そしてFrancis Ngai氏はもう一つヒントをくれました。

「今までのベンチャーキャピタルの投資の思想でいくと、100の内99がダメでも1さえ残ればいいというのが一般的でした。しかし、私たちは、全体的にバランスがとれ、全ての活動が残る仕組みが大切だと思っています。2003年から30の団体を再構築していますが、今までに一回も失敗したことがありません。」

社会的に大きなインパクトを与える考え考え考え抜いた活動だからこそ、「社会を
変える」ことに対して自分のスキルを使う、というところに高いモチベーションを感じて多くのプロボノが集う、といった人が集まる仕組みが確立されているのです。

 — ヒーローを生み出す仕組み(2):【香港】へ


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